小豆島の妖怪美術館に行ってみた
今回妖怪ミュージアムに行ってきました。
土庄港から東に約1.2〜3kmくらい 行ったあたりにあります。
歩いても行けない距離ではないですが、今回は土庄港より車で行きました。
予備知識なしで行ったため、最初、大きい美術館的な建物がドンと立っているようなイメージを持っていたですがそういう所ではありませんでした。土庄の街中にある数軒の古民家や倉庫などを改装してそれらをまとめて1つの「妖怪美術館」としてオープンさせているという感じです。
そのため車で行くと妖怪美術館がどこにあるのか、車はどこに停めればいいのかよく分からないまま周辺をウロウロしてしまうことになりかねません。
とりあえず下の写真が妖怪美術館の受付・ミュージアムショップです。
写真を見てもわかるように受付建物前の駐車場のスペースは狭く5台分しかありませんでした。ただ、少し離れたところに第2駐車場もあるようです。
そしてここはあくまで 受付であり入場料を支払い妖怪美術館の説明を受ける場所です。展示館は別の場所にあります。そういう説明をここで受けます。
入場料は 大人1人 2900円 子供1人 1450円 小学生以下 無料
とかなり高め(2021年3月現在)
でもネット割引で大人2500円 子供 1250円という チケットもあるみたいです。
知らなかったので自分は定価でチケット買いましたが。
お金を支払うとスタッフからこの美術館の説明を受けます。
1〜4号館の4つの場所からなる美術館なので、最初はこの1号館の建物に行って、次はここの2号館に行って、次はここに行ってください・・・・・というように地図を渡されて説明されます。
そして音声ガイドを使用しての見学になるのでスマホにアプリをダウンロードしてくださいとも言われました。
なおそれぞれの建物にはスタッフはいません(スタッフがいるのは受付の建物のみ)。そのため建物に入るために入り口のドアで地図に記載された暗証番号を入力し鍵を開け、中に入るという仕組みです。
これをお客さん1人1人に説明するみたいなのですが、お客さんの人数が多いと大変ではないんだろうかと思いました。
とりあえず最初に1号館へ
ここが1号館、受付からの距離はすぐです。徒歩1分くらい。何かのお店か事務所を改装したようなところなのかなと思いました。知らんけど。トイレもあるのでここで済ませておきました。
ここで音声ガイドのアプリをダウンロード。展示物の説明が聞けるようになります。しかしイヤホンがないと周りの人にも迷惑?になりそうだし、しまったイヤホン持って来ればよかったと後悔しました。音量を最小限にしてスマホを耳に当てて聞いてました。
しかし周りのお客さんを見ると特にスマホ使ってなかったような。まあ使わなくても見れますかな。
1号館を出て次は2号館へ。近いのですぐに着きます。
土庄の町の中を歩いて行くことになりますが、この区域は路地裏などが入り組んでて「迷路の街」という名前があるようです。「迷路の街」の中に妖怪美術館が点在してるような感じでしょうか。下の写真が2号館。
気味の悪い妖怪オブジェがたくさんあります。
作りがかなり精巧な妖怪の人形などがたくさんあります。こんなんが夜 夢に出てきたらうなされそうです。
2号館を出て次は3号館へ。3号館は受付の建物の近くにあり、また戻って行くような感じになります。3号館へ行く途中にちょっと寄り道して西光寺に立ち寄りました。
高台にあるお堂に行くとそこから見える景色はなかなか良いものでした。西光寺をでて3号館へ。
3号館は入り口が通り沿いになく、狭い路地裏沿いにあります。上の写真の矢印に沿って中へ。
この緑のシートの上を歩いていった奥に入り口のドアがあります。めっちゃわかりにくい。
小豆島では妖怪の立体造形作品を募集していて受賞作品には賞金なども出るようです。今はもう募集は終わってるとは思いますが、またやるのかもしれません。多分。3号館では応募作品はたくさん展示されていました。
作品は世界中から応募があったようです。上のような応募作品がたくさんあります。レベルの高いものが多いです。なんか彼岸島とかに出てきそうな妖怪です。
妖怪たちがどのように人間をおどかすかを話し合う会議らしいです。
3号館を出て4号館へ。この2つは隣り合っててすぐ4号館に入れます。4号館はまっくらで、その中で天井に描かれた妖怪画をみるコンセプトのもののようです。
4号館はお化け屋敷のような雰囲気です。階段を登り天井画の間へ。暗い中、床に段差があったりするので結構あぶないと感じました。本当に気をつけたほうがいいと思います。
このような暗い部屋の中に寝転んで天井に描かれた妖怪画を見るというものです。写真はまだ明るく見えますが、実際に行くと本当に真っ暗で 誰かを踏んづけてしまいそうで、そういう怖さの方もありました。最初は暗くて何も見えませんが目が慣れてくると天井の妖怪の絵が見えるようになってきます。
4号館を出ると、そこは最初のチケットを買った受付の建物の前でした。あーここに出るんだと思いました。
刺さる人には刺さる美術館だと思います。立体造形作品が好きな人などにとってはいい刺激を受けるようなところだとは思うし、ただ入場料がもう少し安ければなあ。。とは思いました。
小豆島を含めた瀬戸内海の島々では定期的に瀬戸内国際芸術祭を行なっており、この妖怪プロジェクトもそういう一環なんだと思います。瀬戸内の地域の活性化や島おこしにもなっていてこういう活動もどんどん活発になれば地域経済に貢献して行くんだろうなと思いました。